病院薬物混入事件で医師の実刑確定へ 最高裁上告棄却(産経新聞)

 京都市右京区の国立診療所(現・国立病院機構)宇多野病院で平成10年10月、ポットに毒物のアジ化ナトリウムを入れて、医師7人を薬物中毒にさせたとして、傷害などの罪に問われた同病院の元内科医長、石田博被告(53)に対する差し戻し後の上告審で、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は、石田被告側の上告を棄却する決定をした。懲役1年4月とした差し戻し1、2審判決が確定する。決定は1日付。

 差し戻し後の1、2審判決によると、石田被告は10年10月28日、院内の談話室で電気ポットの湯にアジ化ナトリウム約0・8グラムを入れ、ポットの湯でコーヒーなどを飲んだ同僚医師7人に急性薬物中毒症状を起こさせた。

 石田被告は捜査段階で犯行を自供したが、公判で否認に転じた。1審京都地裁は自白調書の任意性に疑いがあるなどとして、無罪を言い渡したが、2審大阪高裁が破棄し、差し戻した。この判決を不服として、石田被告側は上告したが、最高裁は棄却し、審理がやり直されていた。

 差し戻し後の1審は石田被告の犯行を認定。2回目の控訴審もこれを支持していた。

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